カリウムの効能効果

ナトリウムの取りすぎによる高血圧、脱力感、食欲不振などを防ぐ。

野菜、果物、いも、きのこ、海藻に豊富に含まれるのがカリウムです。

カリウムは、ほとんどが細胞内液に溶け込んでいて、細胞外液にあるナトリウムとバランスをとりながら、体液の浸透圧を保ち、その調節などの機能を果たして、健康を維持しています。

カリウムは食塩を過剰摂取する事でナトリウムと一緒に排泄されてしまいます。

カリウム不足が続くと、ナトリウムとのバランスが崩れる事で、体内各部位の調整機能が上手く働かなくなり、その結果が生活習慣病などとなって表われてしまいます。

普通の食生活ならカリウムが不足することはありませんが、食塩の摂取量が多く、カリウムに対してナトリウムの比率が高くなりすぎると脱力感や食欲不振、精神障害などを引き起こします。

食塩の摂り過ぎの高血圧症はカリウムの摂取量を増やすことで予防できるともいわれています。
味噌汁の塩分対策にワカメや、煮物、おでん、佃煮にコンブなどのように海藻類のカリウムが塩分対策に活躍しています。

イタリア料理のなかでも生ハムは塩分が多い食材ですが、これをメロンと一緒に食べるのがイタリア人で、これもメロンのカリウムが効果的な食べ方だといえます。

カリウムは摂りすぎても多い分は尿中に排泄され問題ありませんが、腎臓機能が低下していると血中カリウム濃度が上昇して、中毒症状を起こすこともあります。


 

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