食物繊維の効能効果

食物繊維は、体内で消化吸収されない成分で、便とともに腸内の老廃物や、発がん物質など有害物を除去してくれます。

野菜や果物は、食物繊維を多く含んでいます。
昔から食物繊維には便通を整え、便秘を防ぐ効果のあることが良く知られていました。
しかし、人の消化酵素では消化されずに体内を通りぬけ、便として排出されてしまうので、不要のものとも考えられていたのです。

近年、数々の生活習慣病が増加して、その原因の一つに、食生活が変化して加工食品をとることが多くなって食物繊維の摂取量が減少していることがわかっています。
そして、食物繊維が生活習慣病を予防するものとして脚光を浴びるようになりました。

果物に多いペクチンなど、水溶性のものは水を含んで便をやわらかく、便秘・整腸の両方に有効です。
水溶性食物繊維は、ゲル状になって、主に栄養の吸収関係の改善に効果を発揮します。

ごぼうのリグニンなど不溶性のものは便の量を増やし便通を良くする作用があります。
不溶性食物繊維は、固まりになって、主に腸への刺激と便の押し出しを担当します。


 

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