水溶性食物繊維の効能効果

血中コレステロール上昇の抑制、動脈硬化性疾患やコレステロール胆石症の予防、高血圧症の血圧低下、糖尿病予防と治療、肥満症の減量

食物繊維は大きく分けて水に溶ける性質のものと、溶けないものに分類できます。

水溶性の食物繊維としては、植物ガム、粘質物、海藻の多糖類、ペクチンなどです。
ただし未熟の果実に含まれるペクチンは不溶性、海藻多糖類の一部にも不溶性のものがあります。

水溶性の食物繊維、なかでも熟した果物に多く含まれているペクチンは、血中コレステロールの上昇を抑え、動脈硬化性の疾患やコレステロールの胆石症を予防するものとして、重要視されています。

高血圧症も、水溶性の食物繊維が体内の食塩を排泄させ血圧の低下をもたらします。

水溶性食物繊維は、糖尿病や肥満症にも有効で、糖質を長く胃ないにとどめて、血糖の急激な上昇を抑えるので、糖尿病の予防や治療効果が認められています。

食物繊維そのものはエネルギー源にならず、満腹感をもたらします。
とくに水溶性の食物繊維は、ほかの栄養素の消化吸収を阻害するので、肥満症にも効果的です。


 

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