亜鉛の効能効果

酵素の活性化、新陳代謝促進、活性酸素の除去、味覚細胞の形成、免疫力強化など。

亜鉛は新しい細胞をつくるために指示を出す物質の材料になります。
新しい伝達物質ができるときに指示を出す物質は、亜鉛からできています。

新しい免疫細胞ができるときに指示を出す物質も、亜鉛からできています。

新陳代謝をするとき、DNAの情報をアミノ酸に伝達指示するジンクフィンガーという物質がありますが、それを構成しているのが亜鉛です。

性ホルモンも亜鉛からできている物質の指示でつくられています。

亜鉛不足は老化を進行させます。
亜鉛不足で新陳代謝が停滞して、細胞が新しくならないということは、古い細胞が残ってしまうということで、結果的に老化が表面化します。

ある大学の調査では約2割の学生が亜鉛不足だという結果があります。
さらに小学生の子供たちを調査した結果では約6割が不足傾向だったといいます。

育ち盛りの子供にとって亜鉛は非常に大切な成分です。
新陳代謝が遅れてしまうということは、発育が遅れてしまうということなので子供の食事の栄養バランスは大事なのです。

また、亜鉛は加齢とともに自然と不足する成分でもあるのです。

亜鉛不足の影響は舌の細胞から出るといわれています。
砂糖を溶かした水(ミネラルウウォーター500mlに砂糖3g)を舌の上に1滴たらして甘さを感じれば大丈夫ですが、感じなければ亜鉛不足の危険性があります。

亜鉛を多く含む食品

  • 牡蠣、ホタテ、豚レバー、牛肉の赤身、トウモロコシ、ソバ、玄米、牛乳、イワシ、ウナギ、ゴマ、枝豆など。

亜鉛の1日摂取量基準

  • 成人男性9mg、成人女性7mg
    ちなみに牡蠣なら男性は7個、女性は5個

亜鉛の場合もキレート作用効果があるので、ビタミンCや有機酸(クエン酸など)と一緒に取ると良いでしょう。

逆にカルシウム食物繊維、カフェインなどは、体内で亜鉛とくっつき吸収を邪魔するので注意しましょう。


 

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