核酸・DNAの効能効果

  • 細胞の働きを活発にするので、老化が原因で起こる心臓の機能低下の回復や肝臓・腎臓障害を軽減することが認められている。
  • 直接皮膚に塗ることにより、紫外線などで傷んだ肌を修復する。
  • ニキビの軽減に有用。

核酸は動植物などの細胞核内に存在し、生物の遺伝をつかさどる成分で、RNAとDNAを指します。
最近では、その構成単位であるヌクレオチドを含めた総称としても用いられています。

DNAが遺伝情報集積回路でRNAが集積回路中の情報を次の世代に伝達する役目を果たします。

核酸は工業的には主としてサケ、タラ、ニシン等の魚類の成熟白子(精子)から抽出しています。
白子の精子核にはDNAがヌクレオプロタミンやヌクレオヒストンの型で多量に存在し、白子はプロタミンやDNAの抽出原料です。

核酸は細胞の代謝に深く関与し、細胞増殖、タンパク質合成、細胞の活性を促進します。

1976年にアメリカで発刊されたドクターフランク・ベンジャミンの著書の中で天然物である核酸を摂取することで総体的に体質を改善し、若返ることができると述べています。

アメリカの臨床報告では発ガン物質や放射性物質からの防御と細胞修復能力が可能なことからトリフロロチミジン誘導体の抗ガン剤や、紫外線による皮膚障害による細胞賦活効果が認められました。

脳神経細胞や心筋の再生不能な細胞の賦活や老化に伴う糖尿病や心臓病など、また思春期のニキビなどの疾病の軽減も核酸製剤の継続服用で可能性があるとされています。

DNAとRNA(ヌクレオチドとヌクレオシド)は細胞核内で皮膚コラーゲン合成に深く関与しているので、核酸を直接皮膚に塗ってもよく吸収され、皮膚の再生と老化防止に効果を現しますので、化粧品などにも利用されています。

健康食品では老化防止のための食餌療法やニキビの治療法、また化粧品では皮膚の賦活や日焼け止めなどに多く利用されています。

DNAは1869年頃に発見されましたが、もっぱら遺伝子の解明を中心に研究されました。
RNAは1950年頃でこれを加水分解すると「味の素」のような旨味があるので「いの一番」として調味料に利用されています。

フランスではDNA配合の医薬品は乳幼児や子供の発育や老年期における老化予防の薬として販売され、フランス薬局方に正式に医薬品として収載されています。

核酸を多く含む食品

  • 魚類の白子、タラ、サケ、煮干し、のりなど。

 

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