硫黄化合物の効能効果

抗酸化作用・疲労回復・抗菌作用など。

イオウはタンパク質の一種で、必須アミノ酸であるメチオニンをはじめ、シスチン、システインなど含流アミノ酸に含まれています。

葉タマネギ

食品では、玉ネギ・にんにくなどのネギ類に、特有の辛味成分や、におい成分として含まれています。

イオウやその化合物は消化器を刺激して食欲を増進させるとともに、ビタミンB1の吸収を良くする作用や代謝を活発にする働きがあります。

また、皮膚や毛髪、爪、軟骨、じん帯など、体の組織をつくるのに欠かせない成分です。

その他にも、有害なミネラルが蓄積されるのを防いだり、細菌感染の抵抗力をつけるといった働きがあります。

そのため、イオウが不足すると皮膚炎やシミ、関節の軟化、解毒力の低下などが出てきますので、玉ネギ、にんにく、ニラなどのネギ類を意識して十分にとるよう心がけると良いでしょう。


硫黄化合物を多く含む食品

  • 玉ネギ、にんにく、長ネギ、ニラ、あさつき、ラッキョ

硫黄化合物の賢い取り方

「トマトと玉ネギのスープ」

材料

  • トマト180g、玉ネギ100g、ピーマン15g、卵1個、シソ油適量

作り方

  1. トマト、玉ネギ、ピーマンは食べやすい大きさに切る。
  2. 鍋に固形ブイヨンと野菜を入れ7分煮る。
  3. 塩こしょう、溶き卵を流し入れ、煮えたら火を止める。
  4. シソ油を適量加えて完成。

「イカと玉ネギのマリネ」

材料

  • イカ200g、玉ネギ100g、セロリ50g、パセリのみじん切り。
    調味料A(白ワインビネガー大さじ、オリーブ油大さじ3、蒸し汁大さじ3、塩小さじ1/4.

作り方

  1. 鍋に水1/4カップとイカを入れ、ふたをして強火で3分蒸し、ふたを取り冷ます。
  2. イカの胴は、1㎝の輪切りにし、足は2本ずつに切る。
  3. 玉ネギとセロリは1.5㎝角に切り、調味料Aにつける。
  4. 切ったイカを3.に加え、1~3時間おく。
  5. 器に盛りパセリを散らす。

 

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