オリゴ糖の効能効果

がん予防、便秘解消改善、虫歯予防、肥満予防など

オリゴ糖は単糖が2個以上結合してできたもので、吸収されにくいため、ダイエット効果が期待できます。

オリゴ糖は豆類、玉ネギ、バナナ、ハチミツ、母乳、醤油、清酒などに微量存在している糖類です。

オリゴ糖は腸内の有用菌であるビフィズス菌や乳酸桿菌などの乳酸菌類やフェカリス菌の栄養分となる増殖因子です。

有害菌のウェルッシ菌や大腸菌、コレラ菌などの病原菌は栄養とすることができません。
オリゴ糖摂取で腸内の有用菌が増殖し、有用菌優勢の好ましい腸内環境を作ります。

オリゴ糖は甘味料として、いろいろな食品に使用されますが、オリゴ糖を分解する酵素が腸内に存在しないため、腸から吸収されてカロリーとなることはほとんどありません。

オリゴ糖は糖分にもかかわらず虫歯の原因であるミュータンス菌の栄養分としてほとんど利用することができませんので、虫歯の原因にはなりにくいものです。

1955年にアメリカとドイツの研究チームがビフィズス菌の増殖を活発にするオリゴ糖を母乳中から発見しました。

1959年にフランスの研究チームが牛乳に含まれるカゼインなどのタンパク質を酵素分解した物質がビフィズス菌を増殖させる働きがあることを発見しました。

しかし、いずれのビフィズス菌も人の腸内に生息していませんでした。人間の消化酵素では分解されず、ビフィズス菌以外の菌には利用されにくいラクチロースという物質が注目されましたが、理想的ビフィズス因子とはいえませんでした。

その後、各種オリゴ糖にビフィズス菌を増殖させる働きがあることがわかり、イソマルトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、パラチノースオリゴ糖、フラクトオリゴ糖が開発され商品化されました。

オリゴ糖を多く含む食品

  • 豆類、玉ネギ、バナナ、ハチミツ、母乳、醤油、清酒など。

オリゴ糖の効能効果

  • 腸内での腐敗物質や発ガン性物質、他の毒素の生成が少なくなるので、腸内がきれいになり、毒素等を処理する肝臓の働きの負担が軽減します。
  • 肌がきれいになる美容効果、便通の改善、ガンの予防にも有効です。
  • カロリーとして吸収されないので、肥満対策に有効です。
  • 虫歯の予防になります。

オリゴ糖の注意点

ニイソマルトオリゴ糖は腸内でイソマルターゼ酵素に分解され消化吸収されカロリーになります。
　
ガラクトオリゴ糖はウェルシュ菌、大腸菌などの腸内有害菌に利用され、栄養化されます。
　
パラチノースオリゴ糖は一部を除いて分解され、消化・吸収されカロリーになります。

　

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