脂質

脂質のほとんどは中性脂肪で、体内で脂肪酸とグリセリンに分解されます。

脂質はエネルギー源として働くほか、細胞膜・核膜の成分となったり、貯蔵脂肪として体温を調節するなどの働きがあります。

脂肪は、細胞壁や核膜、副腎皮質ホルモンや性ホルモン、脳の神経組織をつくる材料となるなど、生命を維持するために欠かせない働きを担っています。

不足すると細胞膜や血管が弱くなり、脳出血などを起こす危険性が高まります。
また、体の重要なエネルギー源であるため、エネルギー不足を招き、疲れやすくなるなどの症状がでる場合があります。

脂肪というと動脈硬化や肥満の元凶とされがちですが、それはおもに悪玉コレステロールや余分な中性脂肪の素になる飽和脂肪酸多が多い動物性の場合です。

同じ脂肪でも不飽和脂肪酸を多く含む植物油や魚の脂は、血管などに沈着する悪玉コレステロールを掃除する善玉のコレステロールを増やしますので、体を維持する適量の肉類とあわせ取ることが重要で、動物性・植物性・魚の脂肪をバランスよく取るように心がけましょう。


 

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