オリゴ糖で腸内環境を整える

年をとると減る善玉菌

腸内細菌叢のバランスは年齢を重ねると共に変化します。
善玉菌が減り、悪玉菌が増えてくるのです。
特に善玉菌では、ビフィズス菌の減少が著しく、60代になると、たいていの人は、1%以下に減少するほどです。

ビフィズス菌をはじめとする腸の善玉菌を増やすにはオリゴ糖を摂るのが一番です。

オリゴ糖は糖質の一種で、玉ネギ、ごぼう、大豆、アスパラガス、ハチミツ、みそなどに含まれています。
また、シロップの形で市販されてもいます。

砂糖やブドウ糖が小腸で消化吸収されてしまうのに対して、オリゴ糖は吸収されずに大腸にまでたどり着き、大腸のビフィズス菌など善玉菌のエサとなり増殖させます。
しかも、カロリーは砂糖の40~50%、甘味は砂糖の50~60%です。

オリゴ糖を毎日3~10g摂ると、1~3週間で腸内のビフィズス菌は30%台までに増加します。

病気の予防や老化防止のためには、腸内のビフィズス菌が占める割合が30%以上あるといいといわれます。

そのためには、毎日オリゴ糖を5~6g摂るといいでしょう。