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アメリカでは30年以上も前からアブラナ科の野菜とガンについての研究が盛んに行われててきました。そして、アブラナ科の野菜に含まれるインドール類(植物ホルモン)が、発ガン性物質を解毒する働きをもつことがわかりました。特に大腸ガンと乳ガンを予防することがわかり、しかも、多くとればとるほど効果が高まることがわかりました。
アブラナ科の野菜共通に含まれている成分として、インドール類のほかに、葉緑素、カロテン、イソチオシアナート、グルコシノレイト、ジチオールチオニンなどがあり、これらの成分も抗ガンに働くとされています。
活性酸素を無害化することによって、体のサビつきを防ぎ、老化の進行を止めてくれるだけではなく、ガンを防ぐ特効食にもなっています。
イソチオシアナートは特にキャベツに顕著で、配糖体という形で含まれています。
肝臓には、体内に入った発がん性物質を解毒する酵素がありますが、イソチオシアナートは、酵素の働きを助けて、発ガン性物質の活性化を抑えてくれます。
また、活性酵素を消去する抗酸化力も強力で、ガンになる前の異常細胞が増殖するのを防止する働きもあるとされています。
これらの働きは、ニンニクの臭い成分でアリシンと同様の作用であるため、アメリカでは、ニンニクに並ぶ抗ガン食品としてキャベツをあげているほどです。
なおキャベツには、同じ抗酸化作用のビタミンCも比較的多く含まれています。葉の外側と芯側では含有量が違い、外側の葉は、100g中55.4mgの含有量はですが、中の葉は39.6mgに減り、芯のすぐそばの葉では51.4mgに増えます。したがって外の葉や芯の近くのまで使うようにすると、ビタミンCを効率良く摂取することができます。
抗ガン成分の1つであるインドール類は水溶性のため、煮たりゆでたりすると、汁の中に約半分が失われてしまうことが報告されています。できれば水なしで蒸す(または、電子レンジでチンする)調理法が最適です。
この方法なら、同時に含有しているビタミンCの損失も少なくてすみます。