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大腸ガンを予防するのに大切なことは、脂肪分の摂りすぎに注意して、食物繊維を十分に摂ることです。
食物繊維には大腸ガンを予防する4つの働きがあります
水に溶けにくい不溶性食物繊維は、便通をよくして、腸内に便が留まる時間を短縮させます。
仮に胆汁酸から発ガン物質が作られても、便と一緒に早く排出してしまえば、大腸が発ガン物質の影響を受ける時間を短くすることができます。
発ガン性のある食品添加物を摂っても、速やかに排泄すれば、ガン発症の危険を低下させることができます。
水溶性食物繊維には、腸内の胆汁酸を吸着・排泄する作用があります。
胆汁酸を速やかに排泄できれば、発ガン物質や二次胆汁酸が作られる危険性、二次胆汁酸によってガン化した細胞が増殖する可能性を低下させることができます。
食物繊維を摂ると便の材料が増え、水分を含んでカサが大きくなります。
このため、そこに発ガン物質が含まれていても、その濃度は薄められるのです。
腸の粘膜に高濃度の発ガン物質が触れているより、低濃度の発ガン物質が接触しているほうが危険が少ないといえます。
腸内の乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌には、発ガン物質ができるのを抑える働きがあります。
このような善玉菌は、食物繊維などをエサとして繁殖します。
善玉菌が増えると、発ガン物質を作る悪玉菌は相対的に減少します。
ちなみに、腐敗菌などの悪玉菌を増殖させるのが高脂肪・高タンパク食です。
なお、不溶性食物繊維は、ごぼうのようにすじっぽい野菜に含まれ、水溶性食物繊維は、海藻のようにネバネバしている食品に豊富に含まれています。
一般に、大腸ガンの予防には不溶性食物繊維のほうが効果的と考えられていますが、食事は大腸ガンを予防するためだけに、摂るものではありません。
体、全体の健康作りを考えるならば、両方の食物繊維を毎日の食事から十分に摂ることが大切です。