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植物の葉や花、茎などに含まれている色素や苦味、渋味成分を総称してポリフェノールと呼びます。
植物の光合成によって生成される成分で実に多くの種類があります。
まだ解明されていない種類もありますが、主なものだけでも約300種類ものポリフェノールが存在しています。
しかも、すべてのポリフェノールが抗酸化作用をもっているのです。
ポリフェノールは、細胞の間の水溶性の部分だけではなく、細胞内の脂溶性の部分や細胞膜上でも、抗酸化作用を発揮します。
つまり、水溶性、脂質性ということにしばられない、強い抗酸化力が期待できるわけです。
体のサビ防止だけではなく、発がん物質が活性化するのを抑える働きもあります。
ポリフェノールのなかには、抗酸化作用のほかに独自の効力をもつものもあり、その効力は種類ごとに異なります。
たとえば、ポリフェノールの一種であるカテキンは、血中のコレステロール値や血糖値の上昇を防ぐのに役立ち、イソフラボンは女性ホルモンのバランスをととのえたり、肌荒れを防止する効力をもっています。
ポリフェノールを多く含み、体にいいとブームにまでなった赤ワイン(白ワインよりポリフェノールが多いのは果皮を使用しているため)赤ワインの摂取量が多いフランスやポルトガルでは、他の欧州諸国に比べ、心臓病の死亡率が低いことで話題になりました。
だからといって、アルコールに弱い体質の人が、赤ワインを毎日摂取することは危険です。
もともと、日本人のアルコール代謝能力は白人よりも弱いので、赤ワインを飲みすぎて、アルコール性肝炎や脂肪肝などをおこさないよう注意しなければなりません。
植物は紫外線によって発生する活性酸素の害を防止するため、皮の部分にポリフェノールを多く含んでいます。
特にブドウなどの果物の皮には、ポリフェノールが豊富に含まれているため、できれば皮ごと食べることをお勧めします。
また、ナスの皮の部分にもたっぷり含まれているので、皮をむかずに調理しましょう。
ブドウやナスの皮、ブルーベリーの赤紫の色は、色素であるポリフェノールの色です。