にがうりの効果的な食べ方

にがうりは、宋の時代に中国に伝わり、元の時代に一般的になりました。

元を建国した北方民族のモンゴル人は、当時羊肉、牛肉などの肉食が中心でしたが、中国全土を占領して南下した際、それまでと同じ食事を続けたため、身体にさまざまな支障が出てきました。

そこで、南方の特産品であるにがうりを北京まで運び、宮殿の中で栽培するようになったのです。

こうして、肉食によって生じる体内の悪い熱を中和し、身体のバランスをとることができたのです。

にがうりは、生で食べるのが、いちばん効果的ですが、炒めてもかなり大きな効果が得られます。

>>にがうりの効能を見る

調理方法効  果
★★★★★
油で炒める★★★★
煮込む★★★
焼く★★

★の見方

  • =ほとんど効果がない
  • ★★=やや効果がある
  • ★★★=効果がある
  • ★★★★=かなり効果がある
  • ★★★★★=絶大な効果がある


にがうりを食べる際のポイント

  • にがうりを長時間加熱すると、ビタミンCを損失するので気をつけましょう。
  • にがうりは、食べる前に長時間放置すると、栄養分が大幅に減少してしまいます。
  • にがうりの種子には、精力強壮の効果があるのに対して、新鮮なにがうりから絞り出した汁は、精子の発育を阻害する可能性もあるので、食べ過ぎには注意しましょう。


にがうりの良い食べ合わせ

にがうりと粥

  • 夏バテ予防、目の充血、目の痛み、赤痢などに効果あり。

にがうりとしょうが、ネギ

  • 虚弱、腎虚、内熱、目の病気などの症状を緩和する。

にがうりの悪い食べ合わせ

にがうりと豆腐