成人期の栄養の取り方(20~64歳)

20~64歳を成人期といい、仕事もプライベートも充実する時期です。

一方で、忙しく生活リズムが乱れやすく、食事も不規則になりがちなので、1日3食を規則正しくとることを意識することが大切です。

外食が多い人は、多くの食材を使ったメニューを選ぶと栄養素偏りを防ぐのには良いでしょう。

成人期は運動不足になりやすく、中年期以降は基礎代謝量も減ってくるので、若い頃と同じだけ食べていると太ってしまいます。
食べ過ぎや飲み過ぎには十分注意しましょう。


青年期(20~29歳)

食事に無頓着になりがち。食事内容に意識を!

仕事で忙しいなど、食生活まで気を配れない人が多く、特に朝食の欠食率が高くみられます。

朝食は必ず取り、不足しがちな牛乳・乳製品や野菜などを積極的に取るようにしましょう。

青年期の体の変化

  1. 成人期の中で、身体の機能が特に発達します。
  2. 心臓、肺、腎臓、肝臓などが成熟します。


中年期(30~49歳)

食べ過ぎに注意!

美食意識が高くなるほか、飲み会や接待など外食が増え、過食による肥満を招くリスクが高まります。

腹八分目に抑え、肉より魚、バターより植物油を選ぶなど、脂質を抑える工夫をすることが大切です。

中年期の体の変化

  1. 40歳頃から身体機能が衰え始めます。
  2. 加齢による老化現象が始まります。


老年期(50~64歳)

免疫力が低下、栄養バランスに気をつけて!

老年期は免疫力が低下し、病気にかかりやすくなります。

免疫力を高めるためには、栄養素をバランスよく取ることに加え、緑黄色野菜に豊富なβ-カロテンや魚介類やナッツ類に多いビタミンEなど、抗酸化作用のある栄養素を意識して取ることが重要です。

老年期の体の変化

  1. 視力の低下、毛髪の変化など老化現象があらわれ、自覚するようになります。
  2. 筋力の低下とともに、骨密度が低下してきます。


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