魚のタンパク質でキラーT細胞を増やし免疫力を高める

キラーT細胞とは、免疫監視機構を構成する白血球中のリンパ球の一つで、体内に侵入した異物やウイルスを撃退する最も重要な細胞です。

このキラーT細胞は、タンパク質を摂取することで体内に大量に作り出すことができます。

特に、良質のタンパク源として、サバやアジ、イワシなどの青魚で、これらには血圧を低下させ、脳の機能を高めるDHAや、血管を拡張して血行をよくするEPAというn-3系の不飽和脂肪酸が含有されているので、血液をサラサラにする効果もあり、総合的に免疫力を高める効果を発揮します。

しかし、魚のDHAやEPAは煮る、焼くなどの加熱処理をすると、溶け出したり、酸化しやすくなりますので、免疫力を高めるには、有効成分が失われることのない生食が良いでしょう。

つまり、刺身や酢の物にして食べるのが一番効果的ですが、もし、煮魚にした場合は汁に栄養素が溶け出しているので、塩分控えめで調理して煮汁も一緒にとるようにすると良いでしょう。