中国の文献によるきゅうりの効能

唐時代の文献 備急千金要方より

  • 四肢に浮腫ができている場合、きゅうりを酢で煮込んで食べると、すぐに体内にたまった水分が排出されて、浮腫がなくなる。

宋時代の文献 証類本章より

  • きゅうりは、腹水の排出に良い効果があり、蛇に噛まれた傷の治療にも効果がある。

明時代の文献 本草網目より

  • きゅうりは、喉の腫れ(扁桃腺)・痛み、目の充血・痛み、潰瘍、ヤケドなどの治療に良い効果がある。


日本をはじめとする多くの国々では、きゅうりを生で食べるのが習慣になっていますが、中国では、皮をむき、加熱して食べることが多く、また、漬け物の種類も豊富です。

中国では、漢の時代に、栽培されるようになり、外国から伝わったことから「胡」(外国という意味)をつけ胡瓜(きゅうり)と呼ばれるようになりました。

現代の中国では、一般的に黄瓜と呼ばれています。