にんじんのβ-カロチンで免疫力を高める

細菌やウイルスなどの異物がいちばん最初に取り付くのは、鼻や口の粘膜、体内の胃や腸管の表面にある粘膜です。

これらの粘膜が健康的に保たれていれば外敵から身を守ることができるので、そのためにするすべきものは、体内でビタミンAに変わるβ-カロチンを効率良く摂取することです。

β-カロチンは皮膚や粘膜を強化するだけでなく、白血球のマクロファージの増殖を促したり、T細胞の活性を高める作用があります。

にんじん

β-カロチンをいちばん多く含む食品はしそですが、しそは量が摂りにくいのが難点で、効果的な摂取を考えればニンジンがよく、ニンジンはさまざまな料理で利用でき、量も摂りやすい食材です。

ニンジンは加熱料理しても効果的ですが、毎日の習慣として摂取するならミキサーで簡単に作れるニンジンジュースがおすすめです。

ニンジンジュースは、100mlで450μgものβ-カロチンが摂取できます。

1日500mlをとることを目安にこれを毎日習慣にすると良いでしょう。

β-カロチンはビタミンAのように大量摂取による過剰症の心配はなく、大量にとっても体内に蓄積され、必要量だけがビタミンAに変わるので毎日たっぷり摂取してしっかり蓄えておくと良いでしょう。