中国の文献によるスッポンの効能

上古時代の文献 神農本草経より

  • スッポンは、ポリープ、痔核などを取り除く効果がある。

唐時代の文献 唐本草より

  • スッポンの頭を焼いた灰は、小児の各種の病気を治す効果がある。

唐時代の文献 食療本草より

  • スッポンは、膣内の出血を(機能性子宮出血)などを治し、中春に食べると美容にも良い。


スッポンは、カメの一種で、滋養・強壮にすぐれているといわれています。

スッポンは歩く漢方薬とも言われ、約2億年も前から姿・形をほとんど変えることなく地球上に生存し、寿命は約100年、水だけでも1年は生きていけるという驚くべき生命力を誇っています。

古来より滋養強壮、強精剤として利用されており、その効能は身体を温め、精力を増強させ、下痢、むくみ、様々な婦人病の改善などにも効果があると言われています。

一番注目されているのは、スッポンの持つゼリーのような膠質です。
この部分にはコラーゲンやコンドロイチン硫酸が多量に含有されています。

このコラーゲンやコンドロイチン硫酸は、主に関節や腱や皮膚などに多く含まれ、弾力性をもたらし、保湿に優れ、十分な美肌効果が期待できる成分です。

このように昔は、スッポンと言えば、スタミナや強壮剤の代表格ですが、近年は、美容に良い成分も多く含まれており、男性だけでなく女性にも注目を集めています。

日本でも、スッポンの養殖が盛んで、近年では滋養強壮・美容剤(サプリメント・健康補助食品)として、いつでも手軽に利用できるようになりました。