中国の文献によるフジマメの効能

南北朝時代の文献 名医別録より

  • フジマメをサヤごと蒸して食べると味が良く、内臓のバランスを整え、悪い気を取り除く効果がある

唐時代の文献 食療本草より

  • フジマメは、五臓の不足した栄養を補い、嘔吐や吐き気を止め、良く食べると髪の毛が白くならない。

宋時代の文献 本草図経より

  • フジマメは、内臓の乱れた機能を回復させ、女性のおりものなどの症状を治し、アルコール中毒、フグの毒を解消する。


フジマメは、中国では古今を問わず、もっとも大衆的な食べ物として愛用されています。

豆類の一種で、サヤとマメの両方が使われますが、一般的には、サヤごとゆでて食べます。

なお、清時代の宮廷における名物菓子で、西太后が大好物だったイントウジュエンは、白フジマメを粒あんにしたお菓子です。