オクラ

オクラの原産地は東北アフリカのエチオピア説が有力です。
エジプトで紀元前より栽培され、高温性作物のため、中央アジアやインドで普及、栽培されました。

日本へは中国から江戸時代末期に持ち込まれ、本州では角のはっきりした品種、沖縄では丸サヤの品種が普及しました。
一般に普及し始めたのは戦後で、昭和50年代以降です。

オクラは花がとてもきれいで、どんどん実をつける元気な野菜です。
初夏から夏の終わりごろが一番おいしい季節です。

ネバネバ野菜の代表選手。
若いさやには、食物繊維の一種ペクチンと糖タンパク質のムチンが含まれていて、加熱するとネバネバと粘りがでます。

近年、ネバネバ物質がスタミナをつけるともいわれて、人気が高まっています。
また、ムチンはコレステロールを下げる効果があるとされています。

オクラの栄養成分

オクラの主な栄養成分(可食部100g当たり)

主要成分ゆで
β-カロテン670μg720μg
ビタミンC11mg7mg
葉酸110μg110μg
食物繊維5.0g5.2g

オクラの効能

おくら

オクラは、食物繊維が豊富で、そのうち約1/3は水溶性食物繊維というのが特徴です。

不溶性の食物繊維は、整腸作用がありますが、水溶性食物繊維は血清コレステロールの上昇を抑え、生活習慣病の予防に効果があります。

刻んだときに出てくる粘りの成分は、皮膚や粘膜を保護する作用があり、胃にも良いといわれます。
とくに、お酒を飲む前に食べると良いでしょう。

栄養面では、ビタミン、ミネラルとも量的にはさほど多くはありませんが、まんべんなくバランスよく含まれています。

おくらの食べ方

おくらのネバネバが嫌いな人は、この食物繊維が水溶性あることを利用して、スープや味噌汁に入れて食べると粘りが気にならないかもしれません。



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