中国の文献による黒酢の効能

唐時代の文献 食療本草より

  • 黒酢は、腸内のかたまりを取り除き、消化不良に効果を発揮する。
    また、胃腸の機能が弱って、体内の液体を排出できないなどの症状に効果がある。

南北朝時代の文献 名医別録より

  • 黒酢は、カルブンケル(皮膚の化膿性炎症)の腫れを消し、邪毒(体内のばい菌)を殺す。

清時代の文献 随息居飲食譜より

  • 黒酢は、食欲を増進させ、肝臓に栄養を与える。
    また、筋骨を強壮し、魚介類の各種の毒を消す。


中国の上古時代には、すでに米酢が薬用として使われていたという記述が、残っています。

また、この頃から、米酢以外にもさまざまな酢が使われていました。

例えば、苦蜜酢、麦酢、麹酢、桃酢、葡萄酢、ナツメ酢など、多くの種類があります。