活性酸素酸化の起こり方

酸化の起こり方

  1. 活性酸素の多くは不安定な分子。
  2. そのため、安定しようと、ほかの安定分子から、電子を横取りする。この横取り行為が酸化するということ。
  3. 一方、電子を横取りされた分子は不安定分子になる。するとまた同様に、ほかの安定分子の電子を奪おうとする。
  4. このように、電子の奪い合いの連鎖が広がり活性酸素による酸化が広がります。


活性酸素は、体に有効に働くこともある

強い酸化力をもっているために、細胞まで傷つけてしまう活性酸素ですが、その酸化力が体を守ることがあります。

体内に細菌や異物が侵入してくると、免疫機能が働いて、白血球が侵入者を攻撃します。
この際、白血球は、活性酸素を侵入者に浴びせて酸化させ、溶かしてしまうのです。
つまり、活性酸素は体を細菌などから守る働きをもっているのです。