健康寿命とは何か

世界保健機関(WHO)が2000年に提唱した概念で、普段の生活で介護を必要とすることなく自立して(健康でなくても自立して生きられる)生きられる年齢を示したものです。

WHOの2012年データによれば日本人の健康寿命は、男女平均75歳で世界第2位です。

大ざっぱにいうと、日本人男女の平均寿命84歳(女性87歳、男性80歳)から、健康寿命75歳を差し引いた年数が「要介護」の期間と考えられ、平均すると約9年間もの間、自立できずに誰かの世話になる生活を余儀なくされるということです。

日本は、世界的にみても、類を見ない驚異的なスピードで高齢化が進んでいます。
2035年には、3人に1人が高齢者という状況になるといわれています。
これは、歴史上どこの国も経験したことのない社会状況なのです。

こんな高齢者社会に突入したとき、「高齢者なのだから誰かの世話になって当たり前」というこれまでの常識や考えをすて、1日でも長く健康寿命を保ち、まっとうすることが、自分のためにも、周りの方にとっても重要です。


日本の健康寿命は世界第2位

欧米及びアジア諸国の健康寿命(男女平均)

  • シンガポール 76歳
  • 日本 75歳
  • 韓国、イタリア、スペイン 73歳
  • イスラエル、スウェーデン、フランス 72歳
  • イギリス、ドイツ、ノルウェー 71歳
  • アメリカ、チリ、デンマーク 70歳
  • 中国 68歳