サンザシ

漢方医学でサンザシは、胃を元気にし、消化を良くしてくれる効果の他に鬱血、脱腸、月経不順、産後でおりものが止まらない、などの症状に用いられています。

また、腹痛、老人の腰痛、高血圧などへの治療にも使われています。

近年の研究により、サンザシには、心血管系統に強い働きがあることが、発見されました。
例えば、血液中の脂肪値と血圧を降下させ、冠状心疾患に良い効果があることなどです。

さらに、サンザシは、免疫力を高め、抗がん、抗菌、坑酸化などの作用も確認されています。

サンザシの成分

確認されているサンザシの効能

  • サンザシから作った液は、体液免疫と細胞免疫機能を高めます。
  • サンザシの粉や抽出物質などは、高コレステロール血症の血清総コレステロール値を下げ、コレステロール血を下げ、コレステロールの血管壁への沈着を減らし、症状の発生と進行に予防効果があります。
    これは、サンザシに含まれるトリテルペノイド、フラボン類が血管を軟化し、血脂と血圧を低下させるためだと考えられています。
  • サンザシの抽出物の中から分離させた、ポリフェノール類の化合物は、ガンを誘発する要因となる亜硝酸アミンの合成を、阻止してくれます。
  • サンザシは、脂肪の代謝を促進するため、脂肪沈着や内分泌失調による肥満に効果があります。
  • サンザシは、肝臓の機能を保護する作用があります。