白キクラゲ

キクラゲには、白キクラゲと黒キクラゲがの2種類がありますが、白キクラゲの方が、はるかに大きな薬用効果があり、中国では高級とされています。
実際には、黒は料理、白はデザートに使用されています。

漢方医学では、白キクラゲは強い滋養効果を持ち、内臓や脳を活性化させると考えられています。

また、病後の回復、老年性の慢性気管支炎、肺性心疾患、咳、便秘、血便、高血圧などにも効果的とされています。

近年の研究で、白キクラゲが免疫力を著しく高めることが発見されました。
そのうえ、抗がん、抗潰瘍、抗老衰、肝臓保護など多くの優れた効能も確認されています。

白キクラゲの成分

タンパク質、多糖類、脂肪、ビタミンB類,E、食物繊維、エリゴステリン、カリウムカルシウム、リン、ナトリウム、カロチン、鉄、マグネシウム、亜鉛、銅、マンガン、セレンなど


確認されている白キクラゲの効能

  • 白キクラゲに含まれている多糖類は、食菌能力を増強し、免疫機能を高めます。
  • 白キクラゲは、がん細胞を殺傷し、がん細胞の増殖を抑制するインターフェロンを作り出すことから、抗がん効果も期待されます。
  • 白キクラゲの多糖類は、血栓を小さくする作用をもっています。
    また、血小板の数を減らし、血液をサラサラにする効果もあります。
    白キクラゲの多糖類には、老衰を抑止する効果があります。
    さらに、白血球を増やし、損傷した造血細胞の修復を促して、造血作用を活性化させる効果もあります。
  • 白キクラゲは、病後の快復、高血圧、眼底出血、便秘、血便、月経不順、などの症状にも用いられます。