昆布

日本人は昔からコンブやワカメなどの海藻をよく食べていますが、生活習慣病を予防するいろいろな成分が豊富に含まれており、しかも低エネルギー食品なので肥満予防とともにいろいろな栄養素がとれるので長寿食といえます。

漢方医学では、昆布は体内の結石やリンパ腫などを柔らかくし、浮腫を取り除くなどの効果を持つと考えられています。

また甲状腺腫、結核、便秘、高血圧などの治療薬としても、用いられています。

昆布の特徴の一つは、すべての食物の中で、最も豊富にヨウ素を含んでいることです。

また、昆布のうま味成分であるグルタミン酸は、アミノ酸の一種で、昆布は、これを多量に含んでいます。

さらに、昆布に含まれる多糖類は血管の硬化、脳卒中の予防などにも効果を発揮することが、研究によって明らかになっています。

昆布の成分

タンパク質食物繊維、多糖類、ビタミンB類,C、カルシウム、ヨウ素、鉄、リン、カロチン、ニコチン酸、フッ素、コバルト、アルギン酸、多種のアミノ酸(タウリンなど)、マンニトール、ラミニンなど



確認されている昆布の効能

  • 昆布に含まれている多糖類は、デンプン硫酸エステルは、体液の免疫機能を増強する作用があります。
  • 昆布に含まれているヨウ素の含有量は、食物の中で最も高く、ヨウ素不足による甲状腺機能異常を矯正します。
    また、ヨウ素には、胎児の発育を促す作用もあります。
    さらに、ヨウ素は乳腺がんの予防に効果があり、常食することで発病率を低下させます。がんが成長した場合でも、治療効果があります。
    また、造血組織を保護し、血管の硬化、冠状心疾患、高脂血症、糖尿病、脳卒中を予防する効果もあります。
  • ヨウ素の生理作用は甲状腺ホルモンチロキシンを作り、体温など臓器の調節機能、新陳代謝を盛んにし、成長期には発育を促進します。
    チロキシンが欠乏すると甲状腺異常、貧血、低血圧、遅脈、ヒステリーなど、代謝異常の症状がでます。
  • 昆布に含まれるアミノ酸は、血圧を下げる作用を持っています。
  • アルギン酸や硫酸多糖類は食物繊維で、整腸作用があり、大腸ガンを予防します。
    アルギン酸カリウムは、体内でアルギン酸ナトリウムとなりカリウム量を増加させるので、血圧降下や動脈硬化を防止します。
  • 昆布に含まれるラミニンにも、血圧を下げる作用を持っています。
  • 昆布のぬるぬるに整腸作用があるので、便秘・下痢に有用です。


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