黒キクラゲ

黒キクラゲには、血液をサラサラにする効果があり、洋の東西を問わず、高脂血や動脈硬化の患者に進められてきました。

また、血栓の抑制や脳卒中の予防にも効果が高いといわれます。

漢方医学では、黒キクラゲは血液に栄養を与え、止血、精神安定、胃の保護、整腸などに効果があるとされています。

さらに、女性の月経にまつわる病気、下痢、眼底出血、貧血、虚弱体質などに用いられます。

さらに黒キクラゲは、がん予防、老衰、美容などにも効果を発揮します。

黒キクラゲの成分

タンパク質、多糖類、脂肪、ビタミンB1,B2、食物繊維、ニコチン酸、カリウムカルシウム、リン、鉄、アデノシンなど


確認されている黒キクラゲの効能

  • 黒キクラゲに含まれている糖類は、抗がん成分である多糖類が多く含まれていて、がんの細胞を抑制する働きがあります。
    がん患者が黒キクラゲを食べた後には、抗体が増え、免疫力が高まったことが確認されています。
  • 黒キクラゲに含まれているアデノシンには、血小板凝集作用を緩める効果があります。
    特に脳血栓の場合の抑制作用は、さらに強くなっています。
    このため、血管病の発病、動脈硬化、脳卒中などの予防に役立ちます。
  • 手術後の血栓形成、産後血栓性動脈炎、冠状心疾患、高血圧、脳血栓などの予防のために、黒キクラゲが用いられます。