松の実

松の実の効能効果

近年、松の実殻エキスの薬効が注目されています。
薬効の一つは、ウイルスが細胞へ侵入するのを防止する作用です。
それともう一つは、免疫力を高め、ウイルスや細菌が増殖するのを抑制し、細胞を守る効果です。

この二つの作用をうまく利用すれば風邪の特効薬になるといっても過言ではないでしょう。
というのも、市販されている風邪薬の成分は、風邪ウイルスを克服するためのではなく、ほとんどが風邪からくる症状(頭痛や発熱、粘膜の炎症など)を緩和するためのビタミンやアミノ酸など栄養剤的な成分にすぎないからです。

免疫力を高める働きは、同時にガン予防にも力を発揮してくれます。
ガンは、日本人の死因トップで、その発生のメカニズムは、広く研究されています。

これらの研究によると、人には約100個のガン遺伝子が発見されていて、誰もがガンの素質を持っていることがわかっています。

では、なぜガンになる人と、ならない人がいるのかというと、生活習慣や遺伝的な要因もありますが、人が本来持っている免疫監視機構の強弱の差も大きく関係します。

つまり、ガン遺伝子によってガンが発生しても、免疫監視機構が強いと、ガン細胞の撃退命令が出されてガンを攻撃します。

ガン細胞を攻撃する免疫細胞(白血球)は、マクロファージ、キラーT細胞、NK細胞、LAK(リンホカイン・アクティエイティブ・キラー)細胞、好中球です。

免疫細胞の働きが強い人は、たとえガン遺伝子によってガンが発生しそうになったり、または発生しても、自動的にガン細胞を攻撃、撃退します。

逆に免疫監視機構の力が弱い人は、細胞を守る力が弱いだけではなく、ガンを攻撃する力も弱いので、一方的にガン細胞に冒されてしまいます。

免疫細胞の研究において、松の実殻エキス(PCE)の有効成分は免疫細胞の好中球を増やし、マクロファージとリンパ球を活性化させることがわかりました。

また、松の実殻エキスの摂取がウイルスによる感染症を(ヘルペス、ポリオ、ロタなど)発生予防や改善につながるデータも報告されています。

松の実には、中性脂肪、コレステロール、血圧の上昇を抑制する作用があります。

これらの効果を得るには、松の実を1日20粒程度を常食すると良いでしょう。

松の実の成分



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