山椒(サンショウ)

中国の四川料理は、辛くて口をしびれさせることで有名ですが、その独特のしびれの原因が山椒です。

さんしょう

四川省産の山椒は、極上品産として珍重されています。

漢方医学で山椒は、鎮痛、殺虫、解毒、老衰を止めるなどの効果があるとされています。

また、嘔吐、腹痛、下痢、消化不良、寄生虫駆除などにも用いられています。

近年の研究で、山椒は不整脈、狭心症、消火器系統の病気の治療にも役立つことが確認されています。

一般的に山椒は調味料として使われていますが、これは山椒の果実の皮を粉末にしたものです。

山椒の成分



確認されている山椒の効能

  • 山椒から抽出された油は、喘息を抑える効果があります。
  • 山椒の蒸留液は、ヒスタミン(アミノ酸の一種が腐敗、発酵してできる有毒物質)による気管の収縮を抑制します。
  • 山椒の水抽出物には、免疫力を高め、血栓の形成を遅延させ、血小板の凝集を抑制する作用もあります。
  • 山椒の抽出物は、消化系等に影響を与えることがわかっています。
    また、胃の潰瘍の形成を抑制する作用が著しく、胃腸の活動を調節し、肝臓を保護する効果もあります。
  • 体内の過酸化脂質は、人体の老化を加速するリポフスチンを形成しますが、山椒の粗抽出液はリポフスチンの形成を阻止して、抗老衰、抗酸化作用を果たしてくれます。


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