フジマメ

フジマメの成分

漢方医学でフジマメは、脾臓を元気にして、体内の湿気を除く効果があると考えられています。

また、フジマメは消化不良、食欲不振の解消に向くとされています。
さらに、脾臓虚弱による下痢、女性の多量のおりもの、胸のむかつき、腹の張り、肺や腸の化膿症などの治療にも用いられています。

近年フジマメには、抗菌、抗ウイルス効果があること判明し、ますます評価が高くなっています。

特にサヤには、多くのβ-カロチン、ビタミンC、亜鉛などが含まれ、体に必須な栄養素を十分に提供してくれます。
成熟したマメは、食用と薬用の両方に使われます。

確認されているフジマメンの効能

  • フジマメに含まれている血球凝集素は、免疫機能の過剰な反応を抑え白血球やリンパ球が円滑に働くことに貢献します。
  • 血球凝集素は、体内のインターフェロン生成を誘発して免疫力を高め、肝炎ウイルスを抑制します。
  • 血球凝集素は、がん患者のリンパ球に刺激を与えて、リンパ性毒素放出させ、腫瘍を消す効果があります。
  • フジマメを煎じた汁は、赤痢菌を抑制します。
    また、食物中毒による嘔吐、急性胃腸炎なども抑えてくれます。
  • フジマメに豊富に含まれているカリウムは、体内のバランスを維持する重要な働きがあります。
    また、脾臓からのインシュリン分泌を助けたり、胃酸の分泌を制御するなどの役割を果たしています。