インゲン

インゲンの成分

中国の僧侶・隠元が江戸時代の日本に種を持ち込んだといわれているのがインゲンです。

一般に、中に種子がまだできていない未成熟のインゲンを「サヤインゲン」種子が成熟したものを「インゲン」サヤの中の豆を「インゲン豆」と呼んでいます。

インゲン豆

豆類野菜であるサヤインゲンは、タンパク質カリウム、鉄などのミネラルを多く含んでいます。


確認されているインゲンの効能

  • インゲンに含まれている血球凝集素は数種類あり、その中の一種である血球凝集素Aは、人の体内の赤血球を凝集して、DNAとRNAの合成を増やすことで免疫反応を抑え、白血球やリンパ球の移動を抑制します。
    また、血球凝集素Aは、ガン患者のリンパ球に刺激を与え、リンパ性毒素を放出することによって、ガン細胞を撃退します。
    なお、サヤインゲンやインゲン豆も、血球凝集素Aを含んでいます。
  • インゲンには、食欲低下、おう吐、軟便などに対する効果があり、インゲンの食物繊維は便秘の解消にも役立ちます。
  • インゲンは、低脂肪食物で、高血圧、高脂血症、動脈硬化、冠状心疾患の患者、さらに糖尿病患者に適した食材です。