アワビ

漢方医学では、アワビは肝臓や腎臓の虚弱を補い、めまい、緑内障、吐血、不眠症、胃酸の出過ぎ、咳などの症状に強い効果があると考えられています。

また、アワビは、各種の結核にも効果的だともされています。
これは、アワビが体内の白血球を増加させ、結核菌を消滅させる作用があると考えられるためです。

アワビの成分

タンパク質、脂肪、多糖類、ビタミンA,B1,B2,E,K、カルシウム、ニコチン酸、鉄、マグネシウム、など


確認されているアワビの効能

  • アワビに含まれている多糖類は、白血球の食菌能力を活性化して免疫力を高め、細胞の毒因子の放出を促して、がん細胞の成長を防止させます。
  • アワビの多糖類は、抗がん薬である「ミクロホスファミド」の効果を促進し、それによって起こる副作用を抑えることが期待されています。
  • アワビに含まれている糖タンパクの一種である鮑霊素AとBは、黄色ブドウ球菌、腸チフス菌などの病原菌を抑制する効果があります。
    さらにインフルエンザAウイルスのなどへの抑制作用もあります。
    鮑霊素は、胃液中のタンパク質を分解する酵素のペプシンに消化されないため、抗菌、抗ウイルス、抗腫瘍の活性がほとんど破壊されず、がん細胞の成長に強い抑制効果を持っています。

 

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