ワカメ

漢方医学でワカメは、体内の悪い熱を下げ、体液を増やし、便秘を解消し、甲状腺腫やリンパ節結核消すなどの効能をもつと考えられています。

また、男性の性機能低下、女性のおりものの症状を改善するためにも用いられます。

ワカメの栄養は大変豊富で、タンパク質、鉄、ビタミンA,B1,B2、Cなどは、コンブより多く、中にはコンブの数倍にのぼる栄養素もあります。

このため、ワカメは海の野菜といわれます。ワカメには、ヨウ素とカルシウムも多く含まれています。

ワカメの成分

タンパク質、アルギン酸、多糖類、ビタミンA,B類,C、カルシウム、ヨウ素、数種のアミノ酸、マンニトール、フィトールなど


確認されているワカメの効能

  • ワカメの血球凝集素は、がん細胞の活性化を抑制します。
    また、凝集素は、人体の免疫機能に刺激を与え、活性化させる作用もあります。
  • ワカメに含まれているヨウ素やヨウ化物は、甲状腺に作用します。
    ヨウ素が不足すると、甲状腺ホルモンの生成障害が発生し、様々な病状が表れる可能性があります。
    ヨウ素はその病状を予防し、治療に効果を発揮します。
  • ワカメに含まれている酸性の多糖類は、ガンの一種である肉腫S-180に対して抑制作用があることが、確認されています。
  • ワカメに含まれるアルギン酸ナトリウムは、体内の鉛を分解し、体外へ排出させる性質があると同時に、血圧を下げる効果があります。
  • ワカメに豊富に含まれているカルシウムは、人体に吸収されやすい特徴があります。