乳幼児期の栄養の取り方

乳幼児期(0~5歳)は、体の発育が目覚しい時期で、乳児期の後半から、栄養素の必要量はどんどん増えていきます。

乳児期(0~1歳)

母乳には、病気の感染を予防するラクトフェリンをはじめ、乳児の発育に必要な栄養素がバランスよく含まれています。
場合によっては、母乳に近い成分が配合された人工乳を利用します。

生後5ヵ月以降は、母乳や人工乳ではエネルギーや栄養素を補い切れなくなるので、離乳食へ移行し始めます。

つぶしがゆ、すりつぶした野菜など、下でつぶせる固さのものから少しずつ試していきます。

乳児期の体の変化

  1. 味覚が発達する。
  2. そしゃくと嚥下(のみこみ運動)を覚える。
  3. 離乳が進むにつれて、消化機能も発達していく。

幼児期(1~5歳)

偏食をなくし、大人になってからもしっかり栄養を取るために、幼児期から数多くの食品に慣れさせ、食べられるものを増やして行きます。

しかし、無理強いはストレスとなるため避けましょう。

幼児期は活動量も多く、1日に必要なエネルギーや栄養素も多いが、一度に食べられる量は多くありません。

3食で取りきれない分は、牛乳や乳製品、いも類、穀類などを使ったおやつなど、間食で補うと良いでしょう。

幼児期の体の変化

  1. 味覚が発達して、偏食が出てくる。
  2. 乳歯が生えそろう。
  3. 体重は乳児期の2倍、身長は1.5倍になります。


関連ページ