病気と生活習慣の関係

病気の三大要因は、遺伝要因、生活習慣要因、外部環境要因です。

この中で、病気の発症にもっとも影響が大きいものの、自分の意思で改善が可能なのが生活習慣要因です。

生活習慣要因の主なものには、食べ過ぎなどの食習慣、運動不足、タバコ、飲酒などがあります。

これらの偏った生活習慣や不摂生を積み重ねると、やがて肥満や高血圧、脂質異常症、脂肪肝などいろいろな病気があらわれます。

これらの病気はさほど自覚症状がなく、ひとつひとつは大した異常ではないと思われがちですが、これらが集まってしまうとガンや心臓病、脳卒中など重大な病気につながってしまいます。

重要なのは、これらの病気の元になっている偏った生活習慣をいかに改善するかです。
生活習慣病を起こさないためには、原因となる肥満や高血圧、脂質異常症、高血糖などをチェックして、生活習慣を正すことが大切です。

生活習慣病は、以前成人病と呼ばれ、中高年をイメージした成人の病気と思われていました。
しかし、近年は子供にも成人病と同じような病気の症状が増加傾向にあり、生活習慣に大きく影響されています。

生活習慣病は、中高年になると誰でもかかる病気ではなく、日々の心構えや規則正しい生活習慣で予防が可能な病気です。

生活習慣と関連する病気

生活習慣関連する病気
食習慣肥満、高血圧、糖尿病、痛風、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、脂肪肝、胆石、歯周病、食道がん、胃がん、大腸がん
運動習慣肥満、高血圧、脂質異常症、糖尿病
喫煙慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺がん、咽頭がん、喉頭がん、食道がん、胃がん、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、脂質異常症、歯周病
飲酒アルコール性肝疾患(肝硬変、脂肪肝など)、胃潰瘍、食道がん、糖尿病


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