漢方食養生の考え方

漢方食養生では、食べ物にはみな薬効があり、それを知ったうえで、個人の体質に合った、正い食べ方をするという考え方が基本です。

血圧の高い人・のぼせ症の人

体をあたためたり、興奮作用のある食べ物は避けましょう。
体を冷やしたり、鎮静作用のあるものを食べて、刺激の強い香辛料は控えましょう。

神経が疲れやすい人

興奮作用がある食べ物や香辛料は避けましょう。
神経を鎮静させる働きのある貝類などを食べるようにすると良いでしょう。

血圧の低い人・冷え症の人

体をあたため、興奮作用のある食べ物をとると良いでしょう。
野菜などは生で食べずに、火を通して食べるように工夫すると良いでしょう。

せき・たんの出やすい人

体を潤し、あたためる働きのある食べ物をとるようにしましょう。

その他にも

下痢をしやすい人、風邪をひきやすい人、体力がない人、肩こりがある人、不眠症気味な人、妊娠している人、太っている人、痩せている人など、さまざまな個人の体質によって食べたほうがいいもの、避けたほうがいいものがあります。


 

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