中国の文献による八角の効能

唐時代の文献 唐本草より

  • 八角は、頸部の腫れやコレラ、ヘビに噛まれた傷などを治す。

南北朝時代の文献 名医別録より

  • 肉を調理する際に八角を入れると、臭みがなくなり、香りが出てくる。
    また、味噌の中に八角の粉末を入れると香りが回るため、茴香と呼ばれる。

清時代の文献 本草求真より

  • 八角は肝臓に良く、腎臓を温め、寒気による下痢、脱腸、陰嚢の腫れ、腰痛などに服用すれば、みな良好になる。


はっかく

茴香には大・小の区別があり大茴香は、果実が8つに分かれている形状からハッカクと呼ばれます。

ハッカクとサンショウなどの粉で作られた五香粉は、中国では人気の調味料です。
家庭の主婦からプロの料理人に至るまで、重宝しています。

日本でも、ハッカクは調味料として定着しているほか、漢方薬の一種としても、幅広く使われています。

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