中国の文献による太刀魚(タチウオ)の効能

清時代の文献 本草従新より

  • タチウオは、五臓の不足した栄養を補い、悪い気を払い、寄生虫を駆除する効果がある。

清時代の文献 本草網目拾遺より

  • タチウオは、魚介類の中でもっともやすいため、客へのもてなしには使われない。
    しかし、油で揚げると香りや味が大変良く、内臓のバランスを調和して、食欲を増進する効果がある。


中国では、宋の時代に入って初めて、タチウオに関する記述が出てきます。

ただし全国的に注目されていたということでなく、沿岸の特定の地域でのみしか、紹介されていません。

タチウオが注目されなかった理由としては、高級魚として扱われなかったこと、沿海でしかとれなっかたことなどが、挙げられています。