中国の文献によるごぼうの効能

南北朝時代の文献 名医別録より

  • ごぼうは、風邪による熱を下げ、発汗、顔の浮腫、口の渇き、顔色蒼白などの症状を治す。

唐時代の文献 本草拾遺より

  • ごぼうを酒に浸して飲むと、皮膚の潰瘍などを治す

    種子は、咳、目の充血、鼻血、皮膚の化膿による腫れなどの症状に効果がある。

明時代の文献 本草綱目より

  • ごぼうは、季節性の伝染病、発熱による痙攣、老人の脳卒中などの治療に用いられる。


中国の唐の時代では、流行病が発生した際に、生のごぼうのしぼり汁を飲むと、予防や治療に効果があると伝えられていました。

宋の時代のエピソードによれば、ある高官が地方視察に出かけて接待を受けているときに、脳卒中の症状が現れました。

しかし、その場にいた地方官が、ちょうどごぼうの処方を知っていたので、生汁を高官に飲ませて、命を救ったという話です。

ところが、明の時代に入るとごぼうが食卓に上ることはだんだん少なくなっていき、現在では、ごぼうを食べるのは、世界中でも日本と韓国だけになってしまいました。

なぜ、中国の食卓からごぼうが消えたのかは、なぞのままです。