金柑(きんかん)

キンカンはミカンの中では最も小さい果実で、昔から風邪の民間薬として知られてきた果物です。

金柑(きんかん)

その秘密は、レモンと変わらないほど豊富なビタミンCを含んでいる点にあります。

ビタミンCの多くは果物の皮に含まれますが、キンカンの場合は甘み豊かなこの皮ごと食べられるのが優れたところです。

このほかキンカンには、ビタミンCと同じく高い抗酸化力あるビタミンAやEも多いうえ、果物には珍しくカルシウムも豊富なので、生活習慣病の予防にもおすすめです。

金柑(きんかん)の注目成分

確認されている金柑(きんかん)の効能

  • キンカンに含まれるビタミンCは、コラーゲンの生成をサポートし、風邪のウイルスなどに対して、抵抗力や免疫力を高めます。
  • キンカンなど柑橘類に豊富に含まれるヘスペリジンという成分は、ビタミンPとも呼ばれ、体に良いビタミンCの吸収を助けるとともに、のどの炎症を鎮める働きで、風邪予防に力を発揮します。

金柑(きんかん)の甘露煮

風邪の予防に効果のあるキンカンの甘露煮は作っておくと重宝します。
キンカンをよく洗ったうえ、つまようじなどでブツブツと穴をあけ、弱火で30分ほど煮たら氷砂糖を加えます。
砂糖の甘みが気になる方は、ハチミツにすると良いでしょう。

出来上がった甘露煮は、のどがいがらっぽいときなど2~3個食べると、風邪予防の助けになります。
煮汁にもエキスが出ていますのでお湯で割ってのむと良いでしょう。


 

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