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もみの状態からもみ殻を除いたものが玄米で、さらにぬかと胚芽を取り除いたものが白米です。
玄米の栄養価は、ぬかや胚芽部があるおかげで白米よりはるかに高いのが特徴です。
食物繊維・ビタミンB1・ビタミンEは4倍以上、ビタミンB2は2倍、脂質や鉄・リンは2倍以上という優秀さです。
いいことずくめに思える玄米も、精白していないため消化の悪いのが弱点で、もう一つ注意が必要なのが残留農薬です。
農薬は一般にぬかの部分に凝縮してしまうので、気をつけないと健康にいいはずの玄米が、逆に体に毒ということになりかねません。
玄米を購入する際は、無農薬のものを選ぶのは当然ながら、それを調理する際もできるだけ高熱・長時間を心がけ、微量に残った農薬を極力分解するようにすると良いでしょう。
おすすめは「玄米の茶がゆ」です。
解毒作用の高いカテキンを多く含んだお茶を使い、じっくり煮込むことで消化も良くなり、安全に召し上がることができます。
玄米からぬかだけを取り、胚芽部を残したのが胚芽米で、栄養面では一歩をゆずるものの、美味しさと消化の良さは玄米より上です。
いずれも、なれないうちは普通の白米と混ぜて食べることからはじめると良いでしょう。
玄米にぎっしり詰まった生命力、食べるときにはひと工夫して有効に活用しましょう。