柿(かき)

柿は、中国原産で80種の改良品も含めて1000種以上あります。

かき

漢方医学で柿は、肺に潤いを与え、体内の悪い熱を取り除き、胃を元気にするなどの効果があるとされています。

また、柿はアルコールの毒を分解し、咳と吐血を止めると考えられ、慢性気管支炎、痔の出血、便秘、高血圧、動脈硬化などにも用いられる。

柿(かき)の成分

確認されている柿(かき)の効能

  • 柿に含まれるタンニンは、IL-1(T-リンパ球を活性化させ、マクロファージを活性化させる)の強力な誘導剤です。
    一般的にマクロファージが多ければ、免疫力も高まります。
  • タンニンには、キラー細胞の活性力を増強する作用があります。
  • タンニンは、血管を緊張させるアンギオテンシン転化酵素の活性化を抑制して、血管をやわらかくし、血圧を下げる物質が含まれています。
  • 柿は、血中のエタノールの酸化を促進するため、アルコールの解毒作用があります。
  • 柿は、ヨウ素を豊富に含むので、ヨウ素欠乏症で甲状腺が腫れた患者に有効です。
  • 柿の抽出液を精製した溶液は、慢性気管支炎の予防や緩和に効果を上げています。