カキ(牡蠣)

漢方医学では、カキは悪い熱を取り除く大きな力を持つと考えられており、甲状腺腫、リンパ節腫、結核などに効果があるとされています。

また、カキは、不眠症、寝汗などの症状の改善にも用いられています。
さらに、強精効果も認められています。
これは、カキの中に含まれている物質が、人体の機能を調節し、体質を改善し、免疫力を高めるためと考えられているからです。

カキの成分

タンパク質、脂肪、グリコーゲン、ビタミンA,B類、カルシウム、リン、鉄、亜鉛、マグネシウム、ナトリウム、多糖類など


確認されているカキの効能

  • カキの抽出物は、免疫力を増強し、がん細胞の放射線に対する抵抗を減らし、がん細胞の成長を抑制します。
  • カキに豊富に含まれているビタミンや微量元素は、肌のキメを細かくし、張りを保ちます。
  • カキに豊富に含まれている亜鉛は、細胞の再生を促進する作用を持ちます。
    また、亜鉛には味覚をつかさどる味蕾をの機能を維持したり、食欲不振、拒食症などを改善させる効果もあります。
  • カキに含まれている多糖類は、心血管疾患を予防します。
  • カキに含まれているグリコーゲンは、肝臓の機能を高める効果があります。
  • カキに含まれるビタミンB12は、体の造血機能を活性化させ、悪性の貧血病を予防します。
  • カキの殻に含まれる炭酸カルシウムは、胃潰瘍、十二指腸潰瘍に効果があります。