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家庭菜園 オクラ
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「最近、いつ太陽のパワーを全身で感じましたか?」
朝露に光る大きな白い花、天に向かってまっすぐ伸びる緑の実。オクラを育てることは、夏のエネルギーそのものを受け取ることだと私は思います。
こんにちは、園田美香です。
信州の豊かな農家に生まれ、今は都会の小さなベランダで「暮らしの自給」を楽しんでいる私が、数ある夏野菜の中でも一番「ドラマチック」だと感じるのがオクラです。

みのりの一言メモ
スーパーのオクラとは別物だと思ってください。包丁を入れた瞬間の「サクッ」という感触に、きっとあなたは感動するはずです。
「よし、始めよう!」と思ったあなたに、一番大切なお願いがあります。それは、「焦らないこと」です。
オクラの故郷はアフリカ。熱帯の太陽が大好きです。初心者が陥りやすい最大の失敗は「早く植えすぎること」。最低気温が15度を下回る時期に植えてしまうと、成長が止まって「いじけ苗」になってしまいます。

ホームセンターで苗を買うときは、以下の3点をチェックしてください。
「ふかふかの土に指先を沈める。ただそれだけのことが、なぜこんなにもあなたを優しく癒し、明日への活力をくれるのでしょうか。」
都会のマンションや限られたスペースでも、オクラは元気に育ちます。
ただし、根を深く張る性質があるため、道具選びにはコツがあります。

オクラは「直根性(ちょっこんせい)」といって、根を真下に深く伸ばします。
市販の「野菜の培養土」で十分ですが、古い土を再利用する場合は、必ず腐葉土や堆肥を混ぜてフカフカにしてあげましょう。
大丈夫、怖くないですよ。
虫が心配な方は、植え付け直後に防虫ネットを被せてしまいましょう。これだけで、初期の被害はぐっと減らすことができます。
植え付けが終わると、オクラは夏の太陽を味方につけて驚くほどの速さで成長します。でも、その勢いを支えるためには、私たちのちょっとしたお手伝いが必要です。
オクラは「水で育つ」と言われるほど、お水を好む野菜です。特にプランター栽培の場合は、土が乾きやすいので注意が必要です。
オクラは肥料が大好き。でも、一度にたくさんあげるのではなく、「少しずつ、継続して」がコツです。

オクラ栽培で最も大切な作業が「下葉かき(したばかき)」です。収穫した実の、すぐ下の葉を1枚だけ残し、それより下にある大きな葉はすべてハサミで切り取ります。
「葉を一枚摘むたび、株はまた新しい空気を吸って、明日への準備を整えます。そのハサミの音は、オクラへの『ありがとう』の合図。風通しが良くなった株元は、どこか誇らしげに見えるはずです。」
いよいよ、待ちに待った収穫です!オクラの収穫には「黄金のルール」があります。

オクラは、開花してからわずか3〜5日で収穫サイズになります。
「明日でいいかな」は禁物。「少し小さいかな?」と思うくらいで摘み取るのが、家庭菜園ならではの至福の柔らかさを味わう秘訣です。

「一粒のタネから、人生はもう一度育て直せる。」
私が大切にしているこの言葉は、オクラを育てている時にも強く感じます。毎日休まず空へ向かって伸びるその姿は、私たちに「今日という日を精一杯生きる」ことの美しさを教えてくれます。
難しく考えなくて大丈夫。まずはホームセンターへ行って、一番元気そうな、緑の濃い苗をひとつ選んでみてください。その一歩が、あなたの夏をキラキラと輝く「とっておきの時間」に変えてくれるはずです。
もし分からないことがあれば、いつでも私に聞いてくださいね。あなたの菜園が、笑顔であふれることを心から願っています。
園田 美香(そのだ・みか)
長野県松本市生まれ。祖父母は専業農家、父は造園業、母は管理栄養士。 幼少期から土と庭と旬の野菜に囲まれて育ち、「育てること」と「食べること」が日常の一部になる。
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