アボカド

アボカドは、森のバターといわれるほどに脂肪分が多く、その量は全体の20%におよび、ふつうの果物の数倍ものカロリーがあります。

アボガド

とはいえ、この脂肪の8割は植物性の不飽和脂肪酸であるリノール酸やリノレン酸で、コレステロールを抑え動脈硬化を防いでくれる優れものです。

アボカドの植物性タンパク質には体内で合成できない必須アミノ酸のうち、トリプトファンやリジンが豊富に含まれています。

必須アミノ酸トリプトファンは、神経伝達物質のセロトニンをつくり、不安や緊張を緩和させます。
また、リジンには成長を促す働きがあります。

栄養素の代謝を促し、体を内側から元気にするビタミンB1やB2も多いため、肉や魚の代わりになるといっても言い過ぎではありません。

ほかにも豊富な食物繊維カリウムは余分なコレステロールや塩分を体外に排出する健康効果があります。

アボカドの注目成分

確認されているアボカドの効能 

  • アボカドに含まれるリノール酸やリノレン酸は、コレステロールを抑え動脈硬化を予防します。
  • アボカドに含まれる抗酸化に優れたビタミンEは、脂肪の酸化を防ぐ効果があります。

アボカドの効果的な食べ方

体に良い不飽和脂肪酸が多いとはいえ、アボカドはカロリーがそうとう高い果物です。
わずか1/2個でご飯1杯分のカロリーを取ったことになるので要注意です。

1日の量は健康な人で1/4個を目安にすれば十分でしょう。
この際は、脂肪の分解を早めるビタミンC豊富なレモンなどと合わせて食べるようにすると良いでしょう。

こってりした味わいのアボカドは、アボカドの巻き寿司やスープにするなど、料理の材料におすすめです。


 

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