玉蜀黍(とうもろこし)

トウモロコシは、原産地中南米からコロンブスが持ち帰り、西洋各国に広まったと言われています。

米・小麦とともに世界3大穀物のひとつに数えられるトウモロコシは、今も南米などで主食にされている食材です。

栄養面でもなかなか優れ、タンパク質や脂質は玄米並みの豊富さのうえ、ビタミン食物繊維もさまざまに含まれています。

その脂質は植物系の不飽和脂肪酸であるリノール酸を多く含み、コレステロール抑制と動脈硬化予防に有効です。
糖質が少なく低カロリーなのも魅力です。

トウモロコシのタンパク質は一部の必須アミノ酸は不足気味の半面、肉に足りないアミノ酸が多く、つけ合わせに最適です。
ゆでたり、焼いたり以外にも工夫して食べたい食材です。

とうもろこしの成分

主な栄養成分

成分ゆで
エネルギー92Kcal99Kcal
炭水化物16.8g18.6g
タンパク質3.6g3.5g
脂質1.7g1.7g
ビタミンB10.15mg0.12mg
ビタミンB20.1mg0.1mg
葉酸95μg95μg
食物繊維3.0g3.1g

とうもろこし

確認されているとうもろこしの効能

  • トウモロコシに含まれるビタミン類はB1・B2・Eが多く、糖質・脂質の代謝(B群)や抗酸化による老化防止(E)に効果を発揮します。
  • トウモロコシの黄色い色素・クリプトキサンチンは、わずかながら体内でビタミンAとして働きます。

とうもろこしの賢い食べ方

丸のまま焼く以外にも、下ゆでのあと煮つぶしてポタージュにしたり、かき揚げや炒め物、グラタンなどの具にもいいトウモロコシ。

おすすめメニューは、ちょっと目先を変えた「トウモロコシのタコス」です。
コーンミール(トウモロコシの粉)に水を加えてかために練り、2~3センチに丸めたら厚さ5ミリ程度の円盤にして30秒ほどさっと焼きます。半分に折って油で揚げればタコスの皮のでき上がり。
肉や野菜など、いろいろな具をはさんでいただきます。

トウモロコシを購入する際は、できれば緑の皮付きのものを選びます。
皮の色が鮮やかで、実がびっしりと、粒のそろったものが良品です。
実は押してみてへこむくらいのかたさで、ヒゲは褐色をおびていると良いでしょう。


おすすめコンテンツ

とうもろこしの関連ページ