そば

そばは、古来から日本で栽培され、米不足のときなど主食代わりに食べられていた大切な穀物です。

手打ち蕎麦

粉にひき、めんに打って食べるのが基本で、全般に糖質の多い穀類としては低カロリーながら、栄養価は優れています。

そばに含まれるタンパク質は米や小麦に不足するリジンやトリプトファンなどの必須アミノ酸(体内で合成されず食べ物により取らなければならないアミノ酸)を含む良質なものです。

ほかにも糖質の代謝を高めて体を元気にするビタミンB群や、貧血予防に良い鉄分などのミネラル、便通を促して発ガン物質やコレステロールを体外へ排出する食物繊維など、健康に役立つ成分は枚挙にいとまがありません。

そばが持つ健康成分効果で、忘れてはならないのがビタミン様成分のひとつ、ビタミンPの仲間であるルチンという成分です。
ビタミン様成分は、その名のとおりビタミンと同様の働きをする成分のことです。

そばの成分

そばの効能

  • そばに含まれるビタミンPの仲間であるルチンはビタミンCの吸収を良くして毛細血管を丈夫にし、歯茎などからの出血を抑えるほか、血圧を上昇させる物質の働きを弱め、高血圧を防ぐ効果があります。
  • ルチンは植物系の色素であるポリフェノールの仲間で、強い抗酸化作用を持っており、動脈硬化をはじめとする生活習慣病を予防します。
  • 近年の研究で、そばタンパクに体脂肪の蓄積を抑える作用のあることが確認されています。

 

そばの関連ページ