しょうが

中国には、「朝の3枚のしょうがは、高麗にんじんのスープより良い」「晩御飯に大根、朝ごはんにしょうがを食べると医者の処方はいらない」などの民間伝承が多くあり、しょうがを重要視しています。

中国の漢方医学文献の多くに、コレラによる下痢、嘔吐、腹痛にしょうがが効くと記されています。

さらにしょうがは、風邪、頭痛、鼻づまり、咳などに良い効果があり、なつめと一緒に使うと、膵臓、胃に元気を与えることができます。

干したしょうがは、腰や腎臓の痛み、夜の多尿などに効果があります。

中国では、3000年も前からしょうがは栽培されており、しょうがは高麗にんじんと同様の効果があると考えられており、常用されています。

しょうがの成分

確認されているしょうがの効能

  • しょうがの汁は、食菌能力を回復させ、免疫力を高めます。
  • しょうがの揮発油には、アレルギー反応による気管支のけいれんを抑える作用があります。
    また、しょうがの揮発油は、芳香性であるため、胃腸に血液を集め、消化器官の働きと消化液の分泌を促し、消化を促進させます。
  • しょうがには、心血管と血圧に刺激を与え興奮させる作用があり、心筋の収縮力を増強し、血圧を高めます。
  • しょうがに含まれるジンゲロールは、抗老衰物質の過酸化ディスムターゼを作り、皮膚にシミを作るポフスチンの発生を抑制し、老化を阻止します。
    また、ジンゲロールは、発熱性を持つため、血行を良くし、悪寒に効果的です。
    さらにジンゲロールには、胆結石を予防する効果もあります。
  • しょうがの香り成分のショウガオールには、活性酸素を除去する抗酸化作用があり、他のポリフェノールと同様、がんや生活習慣病を予防する効果があります。
  • しょうがは、味覚に刺激を与えるため、夏バテ防止と食欲増進が期待できます。

 

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