犬の白内障

白内障は、水晶体が白く濁ってくる病気で、犬にとっても多い目の病気のひとつです。

正常な状態では、瞳孔の後ろにある水晶体は透明で、目に入る光を網膜に集める働きをしています。
網膜はその像を脳に送り、ものが見えるのです。

プードル

水晶体の細胞とタンパク質が劣化すると、白内障が起こります。
水晶体が白く濁り、網膜に光が運ばれなくなるため、視力が損なわれます。

若年性白内障は年齢が若い犬に起こります。
コルチゾン点眼薬で水晶体の濁りを除去して視力を回復できる溶解タイプと、水晶体が回復不可能な非溶解タイプがあります。

若年性白内障は遺伝性で、特定の純血種で発症します。
目が白く見える病気の中で『核硬化症』といい、老年性の変化を白内障と間違えることがあります。

犬の白内障の原因

  • 外傷や感染による目の炎症。
  • 病気(糖尿病など)。
  • 老齢性白内障の場合は、老化が原因。
  • 若年性白内障は遺伝性で、コッカー・スパニエル、プードル、シベリアン・ハスキーなどの若い犬に発症する。

犬の白内障の症状

片方または両方の目の色が、白濁色や灰色がかった緑色に変色します。
進行してくると大理石模様のようになり、視力が失われてきます。

白内障の病院での処置

白内障の手術は、早ければ早いほど視力回復のチャンスが大きくなります。
手術は水晶体超音波吸引法と呼ばれるもので、まず最初に超音波で水晶体を破壊します。

次に、吸引装置を使って、水晶体の破片を目から取り除きます。
そして古い水晶体の代わりに、眼内レンズと呼ばれる人工の水晶体を移植します。
成功率は90%以上で、視力はすぐに回復します。

獣医師は手術前に、網膜電位図を使って白内障かどうか検査します。
進行性網膜萎縮のような先天性の目の病気かどうか、確認する必要もあります。



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