海苔(のり)

近年になって、ノリには記憶力の減退を改善させる効果があることが発見されました。

漢方医学で、ノリには利尿効果があり、浮腫、甲状腺腫、リンパ節結核による腫瘍などに、強い作用があると考えられています。

また、ノリは、高血圧、慢性気管支炎、咽喉炎、咳などの病気の治療にも用いられています。

海苔(のり)の成分

タンパク質、灰分、多糖類、ビタミンA,B類,C,E,U、カルシウム、ヨウ素、鉄、リン、カロチン、ニコチン酸、ナトリウム、マグネシウム、マンガン、亜鉛、銅、セレン、コリンなど


確認されている海苔(のり)の効能

  • ノリに含まれている多糖類は、タンパク質の合成を促進し、細胞と体液の免疫力を高めます。
    多糖類は、血液をサラサラにする効果があります。
    また、高脂血症や動脈硬化の予防にも効果があります。
    さらに、ノリの多糖類には、心筋の収縮力を増強する効果もあります。
  • ノリに含まれているコリンは、神経細胞間の情報伝達に不可欠物質で、ノリを常食することで、体内のコリン含有量が多くなり、記憶力が向上します。
  • ノリの中には、胃潰瘍の予防や、潰瘍面の癒合を促進するビタミンUが豊富に含まれています。
    新鮮なノリの場合、その量はキャベツの70倍もあり、干しノリにも多く含まれています。
  • ノリに豊富に含まれているヨウ素は、甲状腺腫、リンパ節結核などにも効果があります。